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洋服屋さんごっこ(休校中)

新型コロナウイルス感染症流行のため、学校が休校中の4月下旬。

小学生の娘たちは、自宅で楽しそうに遊んでいる。この日、「ここにロープをはりたい」とか「ここに毛布をひっかけて」とか、「ここにテーブル置いて」とか、要望に応えてあれこれ手伝うママ(基本的に頼まれたことしか手を出さない)。その後、しばらく姉妹で何かやっているなあと思っていたら、「ママ、来て~」と次女。

部屋に行ってみると、ハンガーラックにずらりと洋服がかけられていて、奥は薄手の毛布で仕切られた試着室、横にはレジカウンターも作ってある。いつの間にか部屋が洋服屋さんになっていた。レジ横には洋服を入れる紙袋も並んでいる。わあ~。こってるねえ。

何時間も洋服屋さんごっこを楽しむ姉妹を見ていて、こんなときでも一緒に楽しく遊べる相手がいて良かったなあとしみじみ思う。
ハンガーラックにかけられた洋服は、今年はほとんど着る機会がなかった春物の外出着。
今年はこのまま仕舞うことになるけれど、家の中で少しでもオシャレを楽しめて良かったね。



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「甘やかしてはいけない」

登校日の朝。
娘たちの着替えをせっせと並べて、水筒にお茶を入れ、玄関でランドセルを背負うのを手伝ってあげていたら、パパに注意された。

「もう大きいんだから、自分でできるよ。何でもやってあげていたら、(子供達の)ためにならないよ」

うっ。耳に痛いお言葉。
そうだねえ。分かっちゃいるけどつい……。習慣になってるんだな。

それを聞いていた長女が何を思ったか、ママから手渡された荷物を一度床に降ろして、再度拾い上げた。「こうして……、これでいいんでしょ?」

違う!なんか違う!それ、ママの気持ちを台無しにしてるから!余計なことするな!

あれえ、失敗した~。(去っていく長女)

長女の勘違いな行動はともかく、深く反省したママは、今後娘たちが自分でできることには手を出さないよう気をつけようと思っています。




遺伝ってこわい

実家の父が、家を片付けていたら昔の写真が出てきたと言って持ってきてくれた。

見ると、10歳くらいの私と、兄と弟が並んでいる。家族旅行に行った時の写真だ。当時の私は、現在の私の娘と瓜二つだった。ちょっと猫背なところも、カメラを向けられてはにかんだ表情も、驚くほど似ている。

そして、写真の中の兄と弟は、それぞれの息子に驚くほど似ていた。顔だけでなく、浮かべている表情までも。

まるで、うちの娘と甥っ子2人の写真のようではないか。

……遺伝ってこわい。


チョコ作り

バレンタインデー前のある日。小学生の娘たちにこっそり耳打ちした。
「パパに内緒で、明日はバレンタインデーのチョコを作るよ!」
次の日は祝日。子供達は休みだが、パパは出勤日だった。隣りの部屋のパパにさっと目を走らせ、にんまりする3人。

ところが、学校から走って帰ってきた次女が息を切らせながら、「明日友達を呼んで一緒にチョコを作りたい」と言うのだ。ええ~!?
話を聞くと、学校で仲良しの友達に「明日はうちでチョコを作るんだ!」と言ったら、友達が「私も行って作りたい!」と言い出したのだそうだ。
――お願いお願いお願い!!(両手を組んで必死の表情の次女)

……う~ん。わかったよ。

正直、気楽に家族だけで作りたかったのだが、仕方がない。内向的な母に社交的な娘が生まれると、予想外のことが起きるものだ。

友達とチョコ作りを楽しみ、大満足の次女。長女も笑顔だった。
疲れたけど、まあ、子供たちが楽しそうだったから、頑張った甲斐はあったかな。







思春期?

長女は4年生。最近パパもママも、少し寂しく思っていることがある。

以前は授業参観でも学校に迎えに行っても、喜んでニコニコ手を振ってくれた長女だが、最近何だかそっけない。
授業参観で親が来ているかどうか気になる様子でちらちら廊下に目をやっているが、いざ私と目が合うと、しらっと黒板の方を向く。いや、今絶対気づいたよね!?

登校の見守りで立っていても、次女はニコニコしてハイタッチして通り過ぎるが、長女は小さな声で「おはようございまーす」と他人行儀な挨拶をして去っていく。……思春期なの?

どうやらパパにも同じような反応を示している様子。周囲の目が気になるお年頃なのか。

成長が嬉しいような、悲しいような。


バッタ大好き

次女は2年生。学校の生活科で虫を捕まえたことがきっかけで、自宅でバッタを飼いはじめた。

ところが、私は虫が得意ではない。触れないし、どうやって飼ったらよいかも分からない。慌ててネットで調べ始める。
どうやら猫じゃらし(エノコログサ)を食べるらしいと分かって安心する。猫じゃらしなら、近所にたくさん生えているからだ。

次女が自分で餌やりや掃除をするという約束で飼いはじめた。さて、途中で面倒くさいとか言い出さないものか。

ところが予想に反して、次女は3日に1回、きっちり虫かごを掃除し、餌やりも自分で頑張った。そうして、2か月間ほど飼っただろうか。時々部屋の中で手にのせて眺めたり、遊んだりするのにはびっくりしたが……。

近所に買い物に行くついでに、歩道の草をブチブチちぎるおばさん(私)の姿は、ちょっと異様だったかもしれない。

バッタはもう逃がしたが、猫じゃらしを見ると、もはやバッタのエサにしか見えない。


次女の気分転換

次女は2年生。時々家で姉と喧嘩をする。喧嘩といっても、一方的に次女が機嫌を損ねていることが多い。長女はほとんど怒らない性格だから、喧嘩にならないのだ。

しかし、次女のイライラは募る。そんな時は、ママと一緒に近所を散歩する。ぶらぶら歩きながら、お喋りする。空き地でバッタを見つけたり、てんとう虫を見つけたり、たんぽぽの綿毛をフーッとやったりしているうちに、イライラは消えている。

15分程度の短いお散歩だが、次女にとっては良い気分転換になるようだ。長女もその間、一人でのんびりできる。

最近はお散歩が気に入って、月に何度も出かけている。


雷と歌声

長女は4年生。ちょっと変わった性格が、子育てをしていて実に楽しい。

9月のこと。長女の下校時間に突然激しい雷雨になった。30分前まで晴れていたのに、嘘のよう天気だ。

先に帰宅していた次女と「お姉ちゃん、大丈夫かなあ~」と心配していたら、しばらくして外から歌声が聞こえてきた。アニメソングだ。のびやかな歌声。

「あ、お姉ちゃんだ!」と次女が玄関に走り出す。歌声は徐々に近づき、大きくなった。
玄関を開けると、びしょ濡れの長女が平気な顔をして立っている。何で歌ってるの!?

「だって雷がすごいから、歌でも歌わないと怖いじゃん」

おもしろい子だなあ。

長女のこの性格に、私はずっと助けられている。


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