「パパとママだけだったの?」

「ねえねえ、ママ。聞いて?」
次女(5才)がこんな風に話しかけてくるときは、これから言うことをしっかり聴いてほしい時のサインだ。いい加減に聞いてはならない。
「なあに?」
しゃがんで次女と目線を合わせる。すると突然、こんなことを言い出した。
「私とお姉ちゃんがいなかったとき、パパとママだけだったの?」
うん?一瞬何を言われているのか分からなかったが、
「そうだよ。パパとママだけだったよ」
と答えると、
「寂しかった?」
そう訊かれて、思わず考え込んでしまった。娘たちが生まれる前は、彼女たちがいない日常が当たり前で、だから「寂しい」という感情はない。でも次女には、自分や姉がいない世界というものが理解しがたいのだろう。
「そうだねえ。2人(長女と次女)がいないときは、パパとママでデートしていたよ」
「デート!?」と長女(7才)が横から変な声を出した。
「パパとママだけで映画に行ったり、買い物に行ったりしたよ」
「ずるい!!」とママを睨む次女。
いやいや、そんなこと言ったって、まだいないんだから仕方がないでしょ(笑)。

でも今では、娘たちがいない生活なんて想像もできないなあ。



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ぬいぐるみがたくさん

うちには娘2人に一部屋が宛がわれている。娘は7才と5才。共同責任で部屋を片付けることになっている。
まあ、自主的に片付けることはほとんどなくて、「明日は楽しいイベント!お出掛け!」というときに、「じゃあお部屋を片付けようね」と言うことにしている。それでもやっぱりだんだん乱雑な様子になってくるので、1~2カ月に一回はママのチェックが入ることになっている。

この日もママが増えすぎたおもちゃをチェックして、壊れた物や不要なものはないか調べていた。すると、ぬいぐるみが出てくる出てくる。大きいものもあるが、小さいものが本当にたくさんある。中にはばあばが手作りしたものもあって、ほとんどは子供の手のひらに収まるサイズだ。ウサギ、パンダ、クマ、妖精のような蝶々など……全部で10体以上あるだろうか。随分増えたなあ。
この小さなぬいぐるみ達は、娘たちが2人でおままごとするときに大活躍している。ばあばに感謝!いつもよく遊んでいますよ。
きっと、子供達も、祖母の温かい愛情を感じていることだろう。



牛乳パックのピザ屋さん

冬休み。
寒いので家の中で過ごすことが多くなるが、うちの7才と5才の娘たちは飽きることを知らず、朝から晩まで一緒に遊んでいる。

活躍するのは大小沢山のぬいぐるみ達。自分たちで好きなようにストーリーを作ってぬいぐるみを動かす。レゴやブロックで作った家や遊園地、ロケットに入るのは小さめのぬいぐるみやお人形。ときには帽子やマントを自ら装着し仮装して、自分たちが物語の主人公になる。
お絵かき帳を使った自由なお絵描きも大好きだ。折り紙や空き箱を使った工作などもする。
彼女たちの様子を見ていると、自由度が高く、想像力を膨らませられる遊びが大好きなのが分かる。

先日は珍しくパパが発案者となって、牛乳パックを使ったピザ屋さんを作って遊んだ。丸く小さく切った牛乳パックの白い面に色鉛筆で好きなピザの絵を描いていく。牛乳パックを器用に切ってかまども作り、中に入れて焼けるように工夫したら、娘達も大喜び。たくさんのピザを作って、メニューも手書きで作り、パパやママのお客さんを迎えてニコニコしていた。
こういう遊びが一番だよね。







「思い出の冒険」(次女4歳)

「ねえ、ママ。なんでママは車でお迎えしないの?」
幼稚園の帰り、次女がママを見上げてそう言った。
「パパは車なのに。もう疲れたよ~。車で帰りたい~」
そう言ってしゃがみこむ次女。う~ん、これは困った。首を傾げて考えを巡らすママ。少し考えて、こう言ってみた。
「ねえ、〇〇ちゃん。例えばね、パパと車で帰ったら、道端に咲いているタンポポを摘んだり、フーってやって遊んだりできないよ」
じっとママの顔を見ながら、話に聞き入る次女。
「新しいお花を見つけたり、綺麗な黄色や赤色の葉っぱを見つけて拾うこともできないし、傘を差して水溜りでパシャパシャ遊んだりもできないよ?」
話を聞いていた次女が突然、瞳をキラキラさせて「やっぱり歩く!歩くのがいい」と言い出した。思わずニコニコのママ。
今日は幼稚園でたまたま空き箱などで作った特製のカメラを持っていた次女。それを首からかけて歩いていたので、それで何かを見つけては「カシャ!カシャ!」と写真を撮る真似をし始めた。
道端で見つけた名も知らない紫の花。オレンジに色づいた金木犀の花。いい匂い。狂い咲きした桜の一枝……。
「思い出の冒険みたいだね!」
思い出の冒険?――冒険の思い出か。
足取りも軽く、いろいろな物を見つけては写真を撮る次女。その後ろ姿を追いかけて、ママも一緒にのんびり歩いていく。






お絵描きで対戦

夕飯後、お風呂も済んで家族でくつろいでいると、リビングのテーブルでたま姉妹がせっせとお絵描きを始めている様子。
白い紙をたくさん持ってきて、2人で何枚も何枚も絵を描いている。
パパとママは隣の部屋にいたから、姉妹が何をしているのかは見えないが、何やら楽しげな声が聞こえてくる。
―いくよ!
―くらえ、ひっさつざわ!(次女は「必殺技!」と言いたいが上手く発音できない)
―ねこじゃらしビーム!
「ねこじゃらしビーム…!?」パパとママが同時に声を出して隣の部屋を見に行く。すると、2人で各々キャラクターを描いて、その用紙を立てて対戦させて遊んでいる。お姉ちゃんは目つきの怖い怪獣を描き、妹は何やら可愛い猫のような絵だ。お姉ちゃんは怪獣だけでなく、何やら戦闘で使えそうなアイテムまであれこれ描いている。
うちの姉妹は6歳と4歳。年の差ゆえに同じレベルで遊べないことがあるが、これなら2人とも楽しめる。斬新な遊びを思いついたね!
自由度が高い遊びで本当に楽しそうだった。

それにしても、次女の「ねこじゃらしビーム」には笑ったなあ。くすぐったいのは我慢できないから、結構強い攻撃かも(笑)。


スッキリするんだよ(1年生)

 長女は小学校1年生。次女は幼稚園児。姉妹でケンカになると、お姉ちゃんが次女に譲ることが多い。
「お姉ちゃんはいつも優しいね~」とパパ。するとそれに対して長女がこんなことを言った。
「私、学校でもみんなに優しくしてるよ。妹にだけじゃないよ」
「そうなの?」
「優しくすると、気持ちがスッキリするんだよ」
――へええ。いいこと言うなあ。
「じゃあ意地悪すると?」
「全然スッキリしないよ」
なるほど。
先生や親に言われたから人に優しくするのではなく、人に優しくすると気持ちがいいから、優しくする。長女が言っているのはそういうことだ。
なんだか、親の私が目を開かれた気分だ。


バルーンアートショー

幼稚園のイベントでバルーンアートショーがあった。様々な色の風船を膨らませて組合わせ、キリンや犬を作ったり、アニメのキャラクターを作ったりするもので、もちろん園児達は大喜びだ。
お帰りの時間になって、それぞれ園児たちは貰った風船を手にご機嫌で帰宅……というわけにはいかなかった。
あちこちでバン!バーン!という破裂音が響き、それに続いて園児たちの「わ~ん!!」「あ~~!!」という絶叫が響き渡る。例によってうちの次女も組み合わせた風船の一つが割れ、大ショック!息を吸い込んで泣こうとした途端、隣りの男の子の風船の一番大きなパーツが割れ、「ああーー!!(絶叫)」と男の子。
次女はその子の大声にびっくりしてピタリと涙が止まった。男の子は「もう一度貰ってくる!」と言って幼稚園に逆戻り。それをその子のお母さんが走って追う。でも貰えるかなあ?
「ママが風船を買って、作ってあげるから、帰ろう、ね?」
我に返って再び泣きそうになっている次女を促し、何とか帰途についた。
帰宅後、100均で風船を購入し、何とか次女の風船を修復したママ。ふう…。元通りになった風船を手にご機嫌の次女だった。
きっと今日は、たくさんのママ達が同じ苦労をしたんだろうな。


「わがまま言ってごめんなさい」

最近、4歳の次女のわがままがひどい。
曰く、「私より先に着替えたらダメ!」「私より先にお風呂に入ったらダメ!」「このおもちゃは私のもの!」……。
長女を虐げてやりたい放題だ。一方、長女の方は妹に譲ることが多く、妹の理不尽な言葉も受け入れてしまう。
パパもママもこの一方的な姉妹喧嘩には以前から気付いていて、どうにか是正できないものかと試行錯誤していたのだが、どうやらもう、穏便にはすまされないところまで来ているらしい。
ついにママは怒った!
「ワガママばっかり言ったらダメ!お姉ちゃんが先にしても怒らない!お姉ちゃんの気持ちも考えてあげなさい!」
同じことはこれまでもずっと、何度も次女に言い聞かせてきたのだが、全然効果がなかった。
珍しく強い口調で叱られてびっくりしたのか、次女はわんわん泣き出した。そんなことが連日続いたある日。叱られた次女が、しばらくしてママのところに戻ってきて言った。
「わがまま言って、ごめんなさい」
――ああ、その言葉を待っていたのだ。
抱きしめて、よしよししたその日から、次女のわがままは少しずつ落ち着き始めた。
基本、私は子供を叱るのが苦手だ。どうしても叱らなければならないときは、内心大きな苦痛を感じる。
でも、やはり、時には強く叱ることも必要なのだと学ばされた出来事でした。


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Author:たまさんママ
2人の娘・夫と4人暮らしです。

おすすめの絵本です
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